Bloody chocolate ー甘美な初恋ー
「あ、
で、クリスマスはイクト君と過ごすんでしょ?」
話題がきり変わって安心したのかいつものにやけ顔の
ハルちゃん。
ああ、立場が戻ってしまった。
「まあ、一応...」
曖昧に答えるけどきっとハルちゃんにはバレバレだ。
…いろいろと。
「いつまで話してるんだ。
そろそろ帰るぞ。」
今から質問責めにされるか
と言う時。
イクトの声がかかる。
うん、と返事をして
にやけ顔のハルちゃんを残し教室を去った。
…クリスマスまであと3日。