Bloody chocolate ー甘美な初恋ー
異世界からの訪問者
窓から射し込む綺麗な
太陽の光。
今まで住んでいた場所とは違った
朝の空気。
新しい住居での初めての朝。
私は昨日の夜この場所に越して来た。
そして人生初の一人暮らしの始まり。
いつも朝聞こえるお母さんの
声は聞こえてはこない。
私はベッドから起き上がり
伸びをした。
顔を洗おうと立ち上がり
ふと、枕元に置かれた時計を見る。
7:30
これならまあ、間に合うか。