Bloody chocolate ー甘美な初恋ー
昨日同様に牙を立て飲み始める。
それと同時に甘い痛みと痺れを感じた。
口を離し痕を拭って消した。
昨夜とは違う黄色がかった瞳が
私をみつめる。
「お前はどうする?」
今度は意地悪な笑み。
でも私はそれに躊躇う事なく
私もイクトのやつがいい
と答えた。
私もまた昨日同様に
牙を立てて飲んでゆく。
……甘くて美味しい。
そして飲み終わってから
痕を拭って消した。