Bloody chocolate ー甘美な初恋ー
わくわくして楽しみだけど……
緊張するよぉ~
あ、変な汗かいたかも……
廊下を担任の後をついて歩いていた私達。
「どうしたサラ。
緊張してんのか?」
イクトが見るからに心臓ばくばくしてそうな私に
ばかにしたように笑いながら聞いてきた。
「うん……
少し、いやかなり。」
それを聞いたイクトは
私の手をしょうがねえ奴、
とまた笑いながら手を握ってくれた。