Bloody chocolate ー甘美な初恋ー
ドキッとした。
顔、赤くなってないといいな……
顔を見られたくなくて
俯かせる。
落ち着いてきたけど違う意味で
心臓ばくばく言ってるよーな…
ぱっと顔をあげるともう目の前に
私達の教室となる1-Aの教室があった。
手を離しもう大丈夫か?と
聞いてくるイクト。
うん、ありがとう
と頷いた。
ホント、イクトが同じ学校で
同じクラスで良かったなー……
いつも頼ってきたもん。
多分イクトいなかったら緊張しすぎて
倒れていたかもしれない。