君は世界で1番輝く星【短】
近くのお菓子屋さんでお菓子を買って、私は碧空さんの家に到着した。
「相変わらず…デカイなぁ。」
ドーンと構える大きな門。
安仁屋…とかかれた立派な表札。
そしてお城のような、大きなお家。
初めて、ここに連れてこられた日を思い出した。
確かあの日も…こんな風に澄んだ空だったな。
そして改めて。
私ってこんな所に住んでたんだ…
あの日々は夢だったんじゃないかな。
私はインターホンを何故か押せないでいた。
「あら〜?見覚えのある後ろ姿ね」
突然、背後から声がして。
私は、振り向けずに固まってしまった。
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