君は世界で1番輝く星【短】
「アイリスの皆さんです!」
「どーもぉーっ!!」
愛舞さんを先頭に、アイリスが姿を現す。
そして…碧空さんも。
碧空さん…
碧空さんだぁ…。
「皆が…います…」
想像以上に、皆かっこよくなっていた。
やっぱり…
人に見られるって凄いことなんだ。
皆はニコニコしながら、司会の人と話をしている。
「どうしてこんなに…カッコイイんですか…」
「あなたも、あの中のメンバーじゃないっ!あの子たちは、あなたが辞めた、なんて思ってないわよ。ちょっと休憩中なんだって言ってたわ」
そんなことを…。
私、ちっとも一人なんかじゃない。
私のことを…「仲間」だと、思ってくれている人がいる。
私って馬鹿だな。
泣きながら収録を見ていると、
スタジオを見回していた陽斗さんと、ふいに目が合ってしまった。
私に気づいた陽斗さんは、一瞬驚いた顔をしてからまた笑顔で収録を続けた。
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