君は世界で1番輝く星【短】
私が好きなのは、トップスターの碧空さんじゃない。
意地悪だけど、心配性で優しい碧空さんが好きなの。
「そっか…。ずっと前から知り合いなんだね。アサカちゃん、頑張ってんだね。」
「そんな…頑張ってるだなんて。碧空さんの方が大変だし、毎日頑張ってますから。きっと、今私は来たらいけなかったんです」
「安仁屋さん愛されてんなぁ〜…何であの人ばっかり。」
「えっ…?」
「あ〜いや。何でも。じゃあそろそろ時間だ。じゃーねアサカちゃん。俺らもう友達だよね!俺のことは、ゆきでいいから」
「あっ…ありがとうございました…春川さん」
「だから、ゆきでいいって」
「ゆ…ゆき」
「よろしい!バイバイ♪」
本当、変わった人。
見ず知らずの私に、こんなに良くしてくれるなんて。
でも、少しだけ。
少しだけ救われた、かな。
春川…あ、ゆき。
ありがとう。
でも…バカな私は、大好きな人から、見放されちゃった…。
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