君は世界で1番輝く星【短】



「碧空さんは本当は、すっごい心配性だし、意地悪するけどちゃんと謝れるし、繊細だし、優しいし…仲間思いだし…。あなたが簡単にバカに出来るような人ではないんですよ。」






「そうかもしれないけど…事実、佑月ちゃんはあの人に泣かされてたじゃん。冷たくされてたじゃんか!」





「それは…そうですね…。でも、しっかりと自分の気持ちが定まったらちゃんと答えをくれる人です。だから私は待ちます」






これが、私の「答え」だから。





私は、待ちます。





何があっても。





「分かった…分かったよ」




ゆきさんは、力なく微笑んだ。





「心から信頼して、心から好きなんだね。安仁屋さんのこと」






「はい」






「参ったなぁ…。本当に羨ましいよ、安仁屋さんが。俺もたった一人の人から、こんなに愛される男になれるかな…」





「もちろん!」






「ありがと、そしてごめん」





「謝らないで下さい。私も大切なことは何なのか、気づくことが出来ましたから」





「そっか…。それなら、よかった。」







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