君は世界で1番輝く星【短】
やっと、見つけた。
外の小さなベンチに、佑月は座っていた。
今、なに考えてる?
きっと…お前、今不安で不安でしょうがないんだろ。
ごめんな。
「佑月!」
俺は、おっきな声でアイツの名前を呼んだ。
「えっ…」
ビクッと肩を震わせる佑月。
「碧空さん…!!」
佑月は、俺に気づくと勢いよく走ってきた。
「佑月…ごめん…」
小さな佑月を、そっと抱きしめる。
佑月って…こんなに細かったっけ…。
「碧空さん…」
たくさんの人が俺たちに注目する。
だって俺は、トップスターだから。
でも、そんなの関係ない。
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