君は世界で1番輝く星【短】



「皆さん、お騒がせして申し訳ありません。突然のことで、驚かれたことと思います。」






碧空さんは、記者さんや、ファンの子たちの前で堂々と…説明してくれた。






「その方が彼女ですか?!」





「本当に結婚なさるんですか!?」





飛び交う質問。






「はい。俺の彼女です!今日結婚します。彼女は一般の方なので、堂々とはお見せ出来ません。今からチャペルに向かいます。」






行こう?と、碧空さんは私に言う。







「…はい」





緊張で、あまり声が出せない。





記者の人たちが、私の顔をなんとかカメラに抑えようと、必死に私に問い掛ける。






「はいはーい。質問は僕が受けるからね〜」





「愛舞さん…」






みんなが、私をサポートしてくれた。






ほんのちょっとの距離が、すごく長く感じた。







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