俺様男子は同居人。
「は?」
私の案に、西野陸はまた眉間にしわを寄せた。
「一緒に住めば、家賃も分割で1人の時よりお得じゃん!!」
「で、条件は?」
「お互い、好きにならない!好きになってしまった方は、家を出てく!」
どうだっ。
どや顔で西野陸に聞いた。
「そんなのでいいの?」
「そんなのって?」
「どうせ、お前が出てくことになるんじゃね。」
そう言って、鼻で笑った。
ないないない。
声にだして言って、笑いながら否定した。
とりあえず、そんな条件で二人暮らしスタートですっ。