俺様男子は同居人。
―学校―
ぎりで学校に到着しましたっ!!
ぁー、髪の毛ぼさぼさ。
自分のくしで、丁寧に髪をといた。
「ゆうかーっ。どう???一人暮らしとやらはっ♪」
SHRが終わった後は移動教室。
私と凛は、一緒に廊下を歩いていた。
「ぇ、」
「早速、ホームシックとか言わないでよねー。」
「言うわけないよ!!がんばらなきゃっ。・・・一人暮らし。」
実際は、二人暮らしですが。
今はまだいえないよ、凛には。
男と暮らしてて、しかもその相手があの西野陸だなんて、知ったら目が飛び出すぐらいかもね。
はぁーとため息をした。
「ぁーっ、無理しちゃだめだよっ。頑張りすぎちゃ体に禁物だからねっ。」
「うっうん。凛、ありがとねっ。」
「親友だもんっ、心配するのは当たり前だしー。」
凛の優しさに、思わず笑顔になった。