俺様男子は同居人。
まさか・・・。
話しかけてくれるとか???
嫌とか思いつつ、ちょっとだけ親近感を持っていた私。
ちょっと期待する。
ずっと目をあわせたまま。
もしかして・・・・・・
ぁ。
「優香。」
―目、そらされた。
すれ違う瞬間。
あっちから。
まぁ、わかってはいたけどちょっとショック。
仕方ないか。・・・一緒に住むとかなかったら、私はただの
``廊下にいる女子``
にすぎないもんね。
「ほら、優香。早く行くよ。」
陸から目をそらされた瞬間、名前を呼んだのは凛。
その凛に返事をしなかったから、また凛は名前をよんで、ぼーっとしていた私の腕をひっぱって目的の教室へと急がせた。