ラブレター


「初めから二人が両想いになる事は分かってたしね」


「ふうん、、。」

雄太郎はすっと立ち上がり、

「、、もう行くの?」

「うん。今頃透が襲われてるかもしれないから、様子を見にね」


そういう雄太郎は何だか楽しそうだ。

(、、あんたはそういう役目なのね)


鈴菜は頭で理解する。




っぐい

「、、、何?この腕」

鈴菜が雄太郎に腕を絡めた。

「ん?べっつに~」


嬉しそうにしている鈴菜を拒むわけにもいかず、溜息をつく。


「何よー!」

「いや、、?」






< 96 / 97 >

この作品をシェア

pagetop