花霞む姫君
野球部でエースの翔太は結構身長が高い。
180cmは超えてるかもしれない。
イケメンの先輩だって決して小さくはないけど、身長に加えて筋肉もある翔太と比べると小柄にみえてしまうくらい。
「喋るんならもっと端によれ。」
相変わらず短い言葉で必要なだけ話すと、私たちの間を通り抜け、2つ隣の教室へ入っていった。
助けてくれた…?
わけないよね。
本当に私たちが邪魔だったんだろうな。
「彼が堀内君?へぇ…」
と翔太の後ろ姿をまじまじと見つめる先輩。
なんか、嫌な感じがする。
「あの、私、放課後は無理ですから!」
と思い切って言ってみた。
用事があるのは事実だし。
堀内の家に行かなくちゃ。
けど。
「うん、でも一緒に帰ろう。またね。」
と、爽やかに笑うと、三年生の教室のほうへ向かって去っていった。
…
ん~~話が通じなくてなんかイライラする。
180cmは超えてるかもしれない。
イケメンの先輩だって決して小さくはないけど、身長に加えて筋肉もある翔太と比べると小柄にみえてしまうくらい。
「喋るんならもっと端によれ。」
相変わらず短い言葉で必要なだけ話すと、私たちの間を通り抜け、2つ隣の教室へ入っていった。
助けてくれた…?
わけないよね。
本当に私たちが邪魔だったんだろうな。
「彼が堀内君?へぇ…」
と翔太の後ろ姿をまじまじと見つめる先輩。
なんか、嫌な感じがする。
「あの、私、放課後は無理ですから!」
と思い切って言ってみた。
用事があるのは事実だし。
堀内の家に行かなくちゃ。
けど。
「うん、でも一緒に帰ろう。またね。」
と、爽やかに笑うと、三年生の教室のほうへ向かって去っていった。
…
ん~~話が通じなくてなんかイライラする。