甘い歌はいかが?
「なぁ、里依。俺思ったんだけど、事務所やめろ。
お前のためになるような事務所じゃないと思うんだ。
俺たちのいる事務所のオーディション受けてみれば?
ここはダンスだけじゃない。歌手とかへのサポートも充実しているらしいし。」
「ありがとう、周。私も今の事務所はよくないって分かってる。
気持ちの整理がついたら、移籍させてもらおうかな。
OKされるかわからないけどね。」
そう私が言うと、周は安心したように微笑んだ。
「俺らはお前の夢を応援してるから。
というか、応援なんてしなくても叶うと思ってる。
お前は偉大なアーティストになれるさ、絶対。俺らが保証すっから。」