瞬-またたき-
13
いや、
正確には、
私が親友だと勘違いしていた。
ある日、学校の階段を二人で降りながら、
その日遊ぶ約束をしていた。
その頃、学校にも大分慣れ、楽しくなってきたころで、
ついつい浮かれていた。
私はこんなことを口走ってしまったのだ。
私「私たちって大親友だよね!」
祐子ちゃんは考えるそぶりも見せず、
祐子「別にそうでもなくない?」
と言い、どんどん階段を降りて行った。
どんどん彼女の背中が遠くなっていった。
いや、
正確には、
私が親友だと勘違いしていた。
ある日、学校の階段を二人で降りながら、
その日遊ぶ約束をしていた。
その頃、学校にも大分慣れ、楽しくなってきたころで、
ついつい浮かれていた。
私はこんなことを口走ってしまったのだ。
私「私たちって大親友だよね!」
祐子ちゃんは考えるそぶりも見せず、
祐子「別にそうでもなくない?」
と言い、どんどん階段を降りて行った。
どんどん彼女の背中が遠くなっていった。