瞬-またたき-
26

仲間意識が強い、というか。
自分たちの世界を崩されたくない、というか。







それでも、ご近所グループで数人仲良くなった子はいたため、まだマシだった。



彼女たちとはしょっちゅう遊んでいたし、よく家にもお邪魔させてもらっていた。


全員と仲良くなんかなれなくても、

本当に仲良しの友達がいれば今は十分だと悟った。


ほどほどによく遊び、
前の学校での『祐子ちゃん対策』のおかげで
ほどほどに勉強もし、


気がつけばクラスで2番目に優秀な生徒になっていた。


小学校5年の夏休み前頃。



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