〈BL〉愛してる
そんな事を
考えて居たら
隣に居た
岩滝まで校長先生に
賛同して私が
美人だとか
言い出したので
成す統べが
無くなりました↓↓

最早、溜め息しか
出てきません……

そこで、本人を
無視した会話に
少し、ムカついたので
「あの……」と
二人の声を掛けたのです。

「あの、今話すべきは
私の事では無く
彼の行為について
どう処分なさるかです」

普段怒鳴ったり
大きな声を上げない私が
怒鳴ったので
二人ともピタリと
話すのを止めました。

「そぉでしたな……
岩滝先生、これが
事実ならば、貴方を
解雇しなければならない」

「教育委員会にも
話が行けば、貴方は
教員免許を
剥奪されるでしょう」

私の話をしてた時とは
一変して、青ざめた岩滝。

「もう一度、訊くが
これは総て、
君がやったのかね?」

「は……い」

「そうか、残念だ。
君は明日から
来なくて良い
謹慎処分だ」

「すぐに解雇に
なるだろうが
正式な、解雇通知は
後日、郵送で送る」

「九重先生も
今日はご苦労様でした。
これで、安心して
働けますよ」

「はい有難うございました」

私は校長先生にお礼を
言って、お辞儀をして
校長室を出ました。
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