〈BL〉愛してる
保健室を三人で
出た後、俺は
凹んで居た。
「透、元気出して」
桜香に励まされた。
「放課後、また
会えるだろう?」
李雄先生まで……
「出来るだけ早く
授業終わらせるから
それまでの辛抱だ」
きっと
李雄先生のことだから
本当に早く終わらせて
くれるんだろうけど
やっぱり、心配だ。
しかし、俺の
心配など関係なく
授業は始まる。
李雄先生や桜香が後で
授業内容を
教えてくれるから
聞いてなくても
まぁ問題はない。
ということで
六時間目は半分
放棄することにした。
そして、宣言通り
李雄先生は
通常より十五分も早く
終わらせてくれた。
「大事な用事が
あるから今日は
早めに終わらす」
李雄先生が
そぉ言うと
教室のあちこちから
不満げな声が
聞こえて来た。
主に女子が不満げだ。
李雄先生と龍也は
校内で俺達と
歳が近いことから
男女問わず人気者だ。
時々、俺達の
恋人なのになんて
桜香と話してたりする。
さてと、
保健室に行くとするか。
桜香に声を掛けて
二人で保健室に向かった。
こっそり出て行く俺達を
李雄先生は笑顔で
見送ってくれた。
本来ならまだ
授業中の為静かな
廊下を桜香と二人で
歩いて保健に向かう。
俺達の教室は三階っ
保健室は一階。
その距離がもどかしい。
心なしか足が
早くなってたらしい。
「そんなに
慌てなくても
大丈夫だよ」
桜香に指摘された。
冷静で居たつもりだが
体は正直みたいだ。
「悪い、
歩くの早かったか?」
歩調を桜香に
合わせながら訊いてみる。
「何時もより
ちょっとだけね」
ぁはは……
苦笑いしか出てこない。
「桜香は
薄野先生のことどぉ思う?」
「先生としては
いいと思うけど
多分、人をからかって
楽しむタイプっぽいよね」
「透はどぉ思う?」
ぅ~ん……
正直、よく分からない。
読めないっつーか……
「読めないタイプ?」
「ぁぁ、成る程
確かに何考えてるか
読めないタイプかもね」
あっさりと肯定する
桜香に少しビックリした。
話してる内に
保健室に着いた。
ガラガラ
何も言わずに
ドアを開けた。
「ぉゃ、早かったね」
薄野先生は
今がまだ授業中なのに
普通に俺達を迎えた入れた。
出た後、俺は
凹んで居た。
「透、元気出して」
桜香に励まされた。
「放課後、また
会えるだろう?」
李雄先生まで……
「出来るだけ早く
授業終わらせるから
それまでの辛抱だ」
きっと
李雄先生のことだから
本当に早く終わらせて
くれるんだろうけど
やっぱり、心配だ。
しかし、俺の
心配など関係なく
授業は始まる。
李雄先生や桜香が後で
授業内容を
教えてくれるから
聞いてなくても
まぁ問題はない。
ということで
六時間目は半分
放棄することにした。
そして、宣言通り
李雄先生は
通常より十五分も早く
終わらせてくれた。
「大事な用事が
あるから今日は
早めに終わらす」
李雄先生が
そぉ言うと
教室のあちこちから
不満げな声が
聞こえて来た。
主に女子が不満げだ。
李雄先生と龍也は
校内で俺達と
歳が近いことから
男女問わず人気者だ。
時々、俺達の
恋人なのになんて
桜香と話してたりする。
さてと、
保健室に行くとするか。
桜香に声を掛けて
二人で保健室に向かった。
こっそり出て行く俺達を
李雄先生は笑顔で
見送ってくれた。
本来ならまだ
授業中の為静かな
廊下を桜香と二人で
歩いて保健に向かう。
俺達の教室は三階っ
保健室は一階。
その距離がもどかしい。
心なしか足が
早くなってたらしい。
「そんなに
慌てなくても
大丈夫だよ」
桜香に指摘された。
冷静で居たつもりだが
体は正直みたいだ。
「悪い、
歩くの早かったか?」
歩調を桜香に
合わせながら訊いてみる。
「何時もより
ちょっとだけね」
ぁはは……
苦笑いしか出てこない。
「桜香は
薄野先生のことどぉ思う?」
「先生としては
いいと思うけど
多分、人をからかって
楽しむタイプっぽいよね」
「透はどぉ思う?」
ぅ~ん……
正直、よく分からない。
読めないっつーか……
「読めないタイプ?」
「ぁぁ、成る程
確かに何考えてるか
読めないタイプかもね」
あっさりと肯定する
桜香に少しビックリした。
話してる内に
保健室に着いた。
ガラガラ
何も言わずに
ドアを開けた。
「ぉゃ、早かったね」
薄野先生は
今がまだ授業中なのに
普通に俺達を迎えた入れた。