愛する術もわからずに




絹みたいにさらさらの漆黒の髪



黒目がちの潤んだ大きな目



透き通るように白い肌は 汚れをしらない



彼から放たれているフェロモンは媚薬そのもの





他の男の子と話ている彼は異質で彼だけが別格だ。



『まーた月島くん?』




あたしが彼の美しさに見惚れていると後ろから呆れぎみな声が聞こえてきた。





あたしは彼から視線を外してあたしに声をかけてきた人物へと目を向けると



そこには声色と同様に呆れた表情をしたあたしの親友




西本瑠璃がいた。












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