静かなる

それから澪は来なくなった。

いつも通り慎吾があさみに話しかけていると、また聞き慣れない音で扉が開いた。


「良かった、いたんだな。」


その人物は慎吾に声をかけた。


「…白木。」

「ごめんな、妹が来てたんだろ。
…昨日聞いてさ、俺も顔出さなきゃと思ってたんだけど。」

「いいや、来てくれて有り難う。」

「お前、大丈夫か？身体壊してないか。」

「ああ、大丈夫だ。」


慎吾と白木の会話が続く。