命〜失って気付くモノ〜
私は車に乗ると、久しぶりに会った相澤くんに思わず抱きついた!!




そして


チュッ!!



とキスをすると


相澤くんはニコッと微笑んで


「じゃあ早速行きますか!?」


と言って車を走らせた。



私は相澤くんに会えた喜びと初めての大分県の景色に終始笑顔……というかにやけ顔と言った方が正しいかも…




車は少し山の方へ向かって走って行く。


景色は一面緑!!

大自然!!って感じ!!



車の窓を少し開けると

ブワァーと風が入ってきた。


私は思わず


『気持ちいい――!!!』


と叫んだ!!




そうしてると

「着いたよ!!」


そう言われ車を降りた。


なんかすごい匂い…



『ここは何!?』



「地獄めぐり!!」



『地獄めぐり?何それ??っていうかこの匂い何!?』



「大分といえば地獄めぐり!!いろんな変わった温泉があるんだよ!!見るだけで入れないけど…この匂いは硫黄の匂い!!」



『へぇ〜』



私はよくわかんないまま連れられるままに歩いた。
< 117 / 201 >

この作品をシェア

pagetop