命〜失って気付くモノ〜
そしてそのままリビングに行った私は


『お父さん、お母さん、ちょっと話があるんだけど…』


そう言って2人を呼んだ。


そして私は2人に話をした。


妊娠している事…


海斗と別れた事…


そして中絶を選んだ事…







黙って話を聞いてたお母さんが泣き崩れた。

そして必死に涙を拭いながら私に話た。



「お母さんは正直海斗くんの事は嫌いだったの。いつかこぉやって美空を傷付ける日が来るんじゃないかって思ってた。だから、もしあなたが一人ででも産みたいと言ったら…出ていきなさい。二度とうちの家の敷居をまたがないで!!あんな男の子供、例え孫でも抱きたくない!!」



その瞬間私も泣き崩れた…


言われた言葉がショックだったんじゃない!!


言わせた事がショックだった…


私は3人兄弟の末っ子ですごく可愛がられて育ってきた。
そして誰よりも私の幸せを願い孫を抱ける日を楽しみにしてくれていた母に、そんな事を言わせてしまった…




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