命〜失って気付くモノ〜
約束は1週間後。




私達はその1週間毎日3時間くらい電話で話をした。


いつしか私は大輝からの電話を楽しみに待つようになっていた。











そして約束の日。



大輝は私の地元の駅前まで車で来てくれた。




そしていよいよ初対面の瞬間…



私は助手席のドアを開けた。


「はじめまして!!」

運転席に座ったままの大輝は私に向かってそう言って微笑んだ。



『はじめまして!!お邪魔しま〜す』


そう言って車に乗り込んだ。
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