命〜失って気付くモノ〜
大輝は座ったままだからハッキリとはわからないが、結構ガッチリした体格な感じがする。

そしてとても優しそうな顔をしている。




「どこ行く?」


『ん〜どこ行く?どっか行きたいとこないの?』


「じゃあ…カラオケ!!」


『いいね〜カラオケ!!行こう行こう!!』


そして車を走らせた。


超人見知りの私が…全然緊張しない…


なんでだろう…


なんか初めて会った気がしないなぁ…


昔からずっと知っていたような感じ…



「なんかさぁ、初めて会った気がしないなぁ…」


えっ!?

私の心読まれてる!?


「ずーっと昔から知り合いだったような感覚がする。なんかホッとするなぁ…」



『…私も同じ事考えてた』


私達は顔を見合わせて笑った!!






その時私は思った…


この人なら私を幸せにしてくれるかもしれないと…
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