命〜失って気付くモノ〜
大輝は何度も


「お墓に入れてあげよう!!じゃないと成仏できない」


と言ったが、その度に私は泣いてすがった…



『私から太陽を取らないで!!』

と…











しかしそれ以降、そんな私達にはなかなか子供が出来なかった…





そしてある日私は夢を見た。



太陽が悲しそうな顔をして私を見つめている…



ただそれだけの夢だった。



そして私はその夢を大輝に話た。


すると大輝は私にこう言った。



「きっと太陽の気持ちだよ。前に進んでほしい!!お前にそう願ってるんじゃないか?」



涙が込み上げてきた。











『太陽ごめんね…ママ弱虫でごめんね…でももう強くなるから』


そう心に誓った…
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