命〜失って気付くモノ〜
第五章 誕生日とクリスマス
こうして進路も決まった私はとても充実した生活を送っていた。




そして季節は冬――



街はクリスマス一色になっていた。




『もうすぐクリスマスかぁ。愛莉は彼氏に何プレゼントするの?』



「私は…マフラー編もうかな?って思ってるんだけど…」



『手編みのマフラー!?いいじゃん!!私もそれにしよっかな!!』



そしてその日の放課後、私達は手芸屋さんに毛糸を買いに行った。
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