命〜失って気付くモノ〜
私はドキドキしながらゆっくり近付いた。


「はじめまして!」


海斗はにっこり微笑んだ。

『はっっはじめまして…』

緊張しながら呟いた。


「とりあえず車乗って!狭いけど、ごめんね!」


そう言われて私は助手席に乗った。


いぃ匂い!
私は海斗の車の芳香剤の匂いがとても気に入った!

それに憧れの助手席!

今までお父さんかお兄ちゃんの助手席しか乗った事がなかった私は、助手席に座って車でデートするのにすごく憧れていた!

なんだか少し大人になった気分!


「どこ行く?」


『………。』


ヤバい…人見知りと緊張がピークでしゃべれない!


「公園でも行こっか!?」


『うん…』


私達は車で15分くらい走ったとこにある大きな公園に向かった!
< 9 / 201 >

この作品をシェア

pagetop