命〜失って気付くモノ〜
その日から海斗の束縛は半端なかった!!





1日10回ぐらいの電話…



友達と遊んでると言えば写メールの要求…



私はもううんざりしていた。



そして海斗への愛情がなくなっていくのと同時に、相澤くんへの気持ちが日に日に大きくなっていくのがわかる。




あの日の光景が頭から離れない…



部屋の匂い…



唇の感触…



大きな背中…



優しい声…



全てハッキリと脳裏に焼き付いている。




私の海斗への愛情はきっとあの日別れた時に、すでになくなっていたのかもしれない…
< 93 / 201 >

この作品をシェア

pagetop