精一杯Love
「あはは、分かってるよ。
でもさ、萌加っていくら食べても太らないよね」
「いや、十分太いから」
だって、太ももとかとてつもなく太いし。
「もう、萌加は太らないの!
だから、ケーキ食べて!」
そう咲彩に少し怒られつつも私はケーキに手を伸ばし、食べ始めた。
1口食べた瞬間。ふわっと口に甘い香りが広がった。
「おいっし…」
「でしょぉ?ママってすごい料理上手なの…って、ママの夜ごはんなら萌加も食べたことあるか」
このケーキ、多分お店で売っても大丈夫だよ…。
咲彩のお母様って料理上手なんだな…。