精一杯Love


そして咲彩は勝手に玄関と思われるドアを開けて中に入っていった。


「いいの?こんな勝手に入って」


「いいんだよ、だって私いつでも入って良いっていう許可貰ってるし」


そう言って中に入る咲彩。


そして、ずんずんと進んで行く。


そしてある部屋の前で止まってドアをノックし始めた。



「祐人、いるー?」

そんなことをしていると中から人が出てきた。


「あ、祐人。これ、お母さんがケーキ焼いたって」


「ふーん。ありがとう。母さんが喜ぶよ」

そう言ってケーキを受け取った。


……この人が佐野祐人?


なんか咲彩の話通り真面目そうな人。


「………で?そっちの女は誰?」


そう言って祐人は私のことを指さした。

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