精一杯Love

なんだか仲が良すぎる。

そう思った私は真白に声をかける。


「真白、もともとお父様とつながりがあったわけじゃないよ…ね?」


「あったに決まってんじゃない」


…認めた。堂々と認めた…。


「あのさ、今までの作戦ってバカそうな萌加だけで出来たとでも思ってんの?私の助けがあったからじゃない!」


…まって。あからさまにひどすぎない・・・?


「まぁまぁ、真白君も萌加も。良いじゃないか、二人で協力してやっていけば」


「お父様、うるさいです」


「ぐはぁっ」



お父様の悲鳴が聞こえたかと思うと、お父様はそこにうずくまっていた。


「真白…人の父に回し蹴りするのやめてもらっていいかしら…?」


「なんで?気に入らないことがあればこうやってやれってお父さんが」


…真白のお父様は真白になんてことを教えてるんだ…。

まぁ、真白のお父様は警察官なわけで。


普通暴力で解決しろとか言わないと思うんだけど。

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