ヴァンパイアと人間


「あれっ?今日はあの2人居ないの?」


誰かが背後で話してる


「あれ、寝ちゃってる?実桜ちゃんー?」


「あたしっ?」


ガバッと起き上がって振り返る


「智乃君と雅樹君...?」


「おはよっ!!」


智乃君は明るいな...


「おはよー」


「他の2人は?」


雅樹君が聞く


「あー、廊下に居るよー」


まだ話しこんでんじゃないかな?


「そ。智乃、ちょっと待ってろよ」


「へーい」


雅樹君は廊下へ出て行った


「ねえねえ、実桜ちゃん」


「うん?」


智乃君があたしの隣に座ってあたしの目を見つめる


ブルーアイって綺麗だよね~...


「ヴァンパイアって信じる?」


「ヴァンパイア...?」


なんでヴァンパイアなの?


「居るわけないじゃん、この世界に」


「じゃあさ、ヴァンパイアと人間の世界と別れてて、ヴァンパイアの世界でちょっとしたトラブルが起きちゃって人間の世界に逃げてきたとしたら?」


「えっ...」


やけにリアルな話...











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