ヴァンパイアと人間
他にも誰か居るの!?
「俺らにも分からねえ。気配を完全に消していやがる...」
そんなことも出来ちゃうの!?
「翔琉、もしかして...」
「かもしれねえな」
涼子と翔琉は呟いた
「え、何が?」
「親父が...来たかもしれねえ」
「嘘ッ!?」
来ちゃったの!?
てゆうか来れるの!?
いまだにヴァンパイア世界を信じれていなかった
だって!!!!
血、吸ってる姿見たことないんだよ!?
信じれるわけないじゃん!?
「血、吸ってるとこ見れば信じるのか?」
「えっ!?」
雅樹君が呟いた
「翔琉、吸ってやれよ」
「何を?」
「血」
「誰の?」
「コイツの」
...あたし!?!?
「...嫌だね、絶対」
翔琉はそっぽを向いた
「...痛いの?」
「何が?」
「血、吸われるの...」