ヴァンパイアと人間


「ん...?」


眩しい...


「あれ...?」


目を開けると、誰も居ない


てゆうか、翔琉の家で寝ちゃったんだ...


携帯を開くと、2通のメール


翔琉と涼子から


『目、覚ました?
悪いけど、俺ら先行ってる
実桜も遅刻しないように学校来いよ
教室で待ってる』


翔琉からのメールはこれ


『実桜ー!!おはよう!!♪
ごめんね、先学校行ってる!!
実桜も早く学校来てね??
教室で待ってる☆』


涼子のメールはこれ


...やっぱりそっくり...


みんな、先に学校行っちゃったんだぁ


じゃああたしも学校行こっと


朝ごはんは涼子が用意しといてくれたパンをくわえて、翔琉の家を出た


んー♪


朝の風ってやっぱり気持ちいい


もうすぐ、夏が来る...


翔琉たちはいつまであたしの...そばに居てくれるのかな...?


いつかは絶対...居なくなっちゃうんだよね...?


「ねえ、君♪」


「え?」


振り返ると、知らない男の子


その瞳は、色が青い


智乃君と同じような色...


そのままあたしは気を失った








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