ヴァンパイアと人間
王様


「もう、学校サボらねえ?」


雅樹君が背伸びしながら言う


「サボるの?」


「実桜、目が輝いてる」


「えへへ...」


だって学校自体、行きたくなかったんだもーん...


「じゃあコイツと2人でサボるわ」


「はぁ...!?」


翔琉の低い声


怒ってる...(汗


雅樹君があたしを抱き寄せた


「だってお前ら、授業出るんだろ?俺ら、学校来たくねえし」


「そうそう」


あたしも同感です


「ねえ、あたし達もサボろうよ!!」


涼子が言う


「...そうだな。サボって翔琉ん家行こうぜ」


「俺ん家かよ。つうか俺、まだサボるとも言ってねえ」


「別にあたしが居るから平気だよ?翔琉は授業出てれば」


涼子がまた言う


そうじゃん


翔琉の家は涼子の家でもある


涼子が居ればいいんじゃん


「...わぁったよ。俺もサボる」


「やったー♪早く帰ろっ!?」


「実桜ってホントサボるの好きだね~」


えへっ♪


だって面倒だしぃ











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