ヴァンパイアと人間


それにしても、翔琉遅いなぁ...?


ガラッ


「きゃー!!!」


教室のドアが開くのと同時に女子の黄色い悲鳴


あたしと涼子は同時に耳を塞いだ


「何?今の悲鳴...」


「さあ...?イケメンでも入って来たんじゃない?」


「ちょっ...何すか?」


この声は...?


2人で顔を見合わせる


「翔琉っ!?」


「おー。何、この人達」


いや、君の美形に悲鳴を上げてるんだよ...


「名前はなんて言うんですか!?」


「彼女、彼女居るんですか!?」


「好きなタイプは!?」


質問攻めですね...翔琉君...


「悪いけど、俺女居るんで」


「えー」


「誰だよー」


いや、ブーイングしすぎでしょ...


「あそこに座ってんじゃん。俺の愛しの姫様」


翔琉まで姫様って言ってるし...


「実桜~」


翔琉が手を振ってるから振り返す


みんながあたしをガン見してるよ...(汗










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