ヴァンパイアと人間
「あー!!!同じクラスなの!?」
「え?」
振り返ると、ブルーアイの男の子
「そう、みたいだね」
あたしの愛想笑い
「俺、佐々木智乃って言うんだ!!よろしく!!」
智乃君はあたしに左手を差し出した
「あたしは安達美緒って言います。よろしく」
智乃君の左手にあたしの左手を差し出した
手が触れた瞬間、
ビリッ
「っ!?」
静電気なのか、体に電気が走って慌てて手を離した
今のは...?
涼子は智乃君をじっと見つめてる
「実桜」
「あ、翔琉」
席を立って、翔琉に駆け寄ると翔琉が抱き締めてくれた
「こいつ、俺んだから。寄らないでくれるよな?」
「そいつに何も言ってねえの?」
...はい?
え、顔見知りで?
お知り合いで?
さっきは他人でしたが...?
「言うわけない。...まだ時期が早いんだよ」
時期ってなぁに!?
言うって何を!?