ヴァンパイアと人間
記憶
「実桜ー!!♪」
「え...っ」
女の子があたしに駆け寄ってきて抱き着く
「ちょっ...」
「会いたかったよ、実桜!!」
「涼子、離れろって」
「ちぇー...」
渋々あたしから離れる女の子
この子が...涼子...
もしかして...
「翔琉...?」
「え?あ、おぉ」
翔琉の笑顔は心地よかった
「俺らを置いてくなよー!!」
2人の男の子も駆け寄ってきた
「智乃君と...雅樹君...?」
「へっ?」
キョトンとした顔の智乃君
覚えてる...
思い出せる...
「どこに行ってたの!?あたしを1人にして...!!」
「ごめんってぇ」
涼子が謝る
「実桜、1人にしてごめんな。これからはずっと居るから」
「うん!!!」
あたしを真ん中にして4人はあたしを抱き締めた