希望という名のきみへ
白夜と永遠の言葉が真実だとすれば、核施設の偶発的な連鎖爆発は作為的なものだった可能性もある。
全ては故リヒテンシュタイン博士による自作自演。
自らの存在を誇示しようとして起きた、人類滅亡のシナリオ。
各施設の連鎖爆発。
ミテラの創造。
救世主としての自分。
自らを神としたコロニーの形成。
彼が神である限り、核が再燃しないのは幸いと言えるかもしれない。
が、結果、子は生まれず、人類は種として滅亡に走りつつある。
皮肉なことだ。
今となっては想像の域をでることはできないが……