希望という名のきみへ
永遠
どれくらの期間、わたしは眠っていたのだろうか?
次に目覚めた時、わたしの前には光があった。
ミテラでは、シェルを通してしか見ることの出来なかった太陽の光。
それはフィルターを通し紫外線をカットされた、薄桃色の淡い光だった。
今ここにあるそれは、煌くような白色の光。
これがテラに降り注ぐ太陽の光。
わたしは、少し震えていた。
もしこの光を直視したら、この瞳は侵されるかもしれない。
だが、わたしはテラに受け入れられた存在だ。
この光を甘受する権利がある。
わたしは危険を顧みず、その光に顔を向けた。