先輩彼女
幕開け


『カズ君てさ、あたしの事どう思ってるの?』



「あ?
あ~…彼女じゃねーの?」



『全然そんなふうに思えないよ。あたしの事、本気で好き?』



「…てか俺そーゆうの苦手。メンドーな女嫌い。」



『あ…ごめん。』



はぁ、この子もそろそろ潮時かな。



なんで女ってこうなんだろ。



ヤッたらすぐ彼女気取りで縛りたがるし、連絡取りたがるし。



記念日・プレゼント・デート…



あーウゼェ。



「別れよっか。次はもっとちゃんとした男見付けろよ?」



『えっ!?あの…もう言わないから!ごめんなさ…』


「ゴメンね。」



焦ってる女の子をそのままにしてカズは部屋を出た。


< 1 / 11 >

この作品をシェア

pagetop