先輩彼女
そういやトモヤから着信あったんだっけ。
―プルルル
『おぅ!お前今どこ?』
「女んち出たとこ」
『もう俺駅着いてんだよ、早く来い!』
「俺〇〇駅だからお前が早く来い。」
『そんなとこに女いたっけ?何人いんだよ?んじゃすぐ行くわ』
こんな感じで俺らは毎日のように遅刻してるけど、
ユル~い学校だから特に何もないし毎日行ってるだけマシだ。
こうやって面倒な事なしでユルく平和に過ごすもんだと思ってた。
―あの日までは。