先輩彼女
真実


カズにマリが近寄り、トントンと肩を叩いて起こした。



マリ
『初めましてっ。あたしマリ、よろしくぅ』



「えっ?あ…ぁ、カズっす。」



綺麗な目で覗き込んでくる。



泣いてるもんだと思ってたけど…もう慣れてんのか。



マリに手を出されたカズは訳の分からないまま握手。



『カズね。遊びに行こっ』



「は?」



『ダメ?』



「え?いや…ダメじゃないっすけど…」



カズはヒロのほうを見る。



ヒロ
『ヒマだろ?行こうぜ!』



…いや、眠いんだけど
…てかジン君は?
…んー
まぁいっか。



ヒロ君がトモヤも呼べって言うから、4人でカラオケに行く事にした。



途中トモヤがこっそり聞いてきた。



『おい、何がどうなってこんな事になってんだ?』



「いや、俺もよく分かんねー。とりあえず…」



屋上であった事を簡単に説明した。


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