神は あたしを許さない。


「華夜」



「んー?」




「いつもありがと」




「んだよ、気持ちワリィ」



「・・・」



右足で思いっきり蹴りを喰らわす。




「いってぇから!」



顔を歪ましてあたしを見上げる。




「うるさいよ、チビ」




「んだとコラ!チビ言うな!!」




「オホホホホホ」




顎に手をあてて




高笑いってヤツをしてみせる。




少し遠くに、誰かが来た。




「・・・ったく。そろそろ行きますよ姫」




「えぇ、勿論ですわ華夜くん」





瞬時に姫モードに切り替える。



< 9 / 95 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop