アタシの恋物語
「サキちゃん、俺の彼女になって…」

「イヤ…」



アタシはハルキに抱かれてる。



春輝じゃなくてハルキに。



「一条さん…」

「ハルキって呼んで。」



ハルキは遊んでるだけあってテクニシャン。



ヤバいかも…



「ハルキ…」



名前を呼んだ瞬間、春輝に邪魔された。



その後は集中したくてもできない。



ハルキじゃなくて春輝がいい…。



「サキちゃん、俺と付き合ってよ。」

「無理。ごめんなさい。」



そう言い残してアタシはハルキの部屋を後にした。



何故か涙が出てきた。



この虚しさはなんだろう。



あたしは冷たい女。



心なんてなかったじゃん。



涙なんかここ数年流した事がなかった。



アタシ、春輝を忘れられないよ…


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