アタシの恋物語
それから何もしないまま2人でテレビを見た。



アタシは春輝の癖に気付く。



タバコを吸う時にタバコの箱にフィルター部分をトントンってする癖。



困ると短い前髪を触る癖。



好き。



春輝の全部を好きになってく。



「サキ、明日仕事だろ?今日は送ってくから帰れ。」



帰りたくない。



まだ一緒にいたいよ…



「もう少し一緒にいたい…」

「ははっ♪今までのサキじゃねぇ!!」

「アタシもそう思う。」

「そんなかわいい事言う奴だっけ?」

「自分が分かんない…」



それから春輝はアタシの髪を撫でた。



「帰したくなくなるじゃん…」

「じゃあ家に泊まって?」



春輝はアタシの家に泊まる為に着替えを持った。



「どっかで何か食ってく?」

「うん。」



アタシ達は適当にご飯を食べてアパートに帰った。


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