アタシの恋物語
「春輝、お風呂先に入って?」



春輝がお風呂に入る。



アタシの家のお風呂に春輝が入る。



不思議だ…。



スウェット姿の春輝は上半身裸。



直視できない。



見慣れたはずの男の体なのに。



「サキ、灰皿ある?」

「あっ、ごめん。アタシ吸わないからナイ…。これ使って。」



アタシは灰皿代わりに空き缶を渡した。



「春輝、この傷どうしたの?」

「んぁ?」



アタシは春輝の背中に小さい傷を見つけた。



「バカ大和がやったんだよ…」

「大和さんって友達じゃないの!?」

「あいつに初めて会った時に喧嘩したんだよ。」

「それでこの傷!?」

「大和がその辺にあった木の枝刺しやがった。」

「痛そう…」

「俺もお返しに刺してやったけどな♪あの時は殺そうかと思った♪」

「でも仲良しなんでしょ?」

「あぁ♪兄弟みたいだな♪」



大和さんの話しをする春輝は嬉しそう。



大和さんが羨ましくなった。



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